スイスのレマン湖でスタンドアップパドルやってみました
夏になるとやっぱり、海や川など水辺で遊びたくなりますね。
サーフィン、ラフティング、シュノーケリング、ダイビングなどいろいろ楽しいウオータースポーツがあります。
私は、スイスでも、最近人気のスタンドアップパドルをレマン湖でやってみました。
子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層が楽しめるスポーツです。
Stand Up Paddle / スタンドアップパドル
スタンドアップパドルというのは、サーフィンボードの上に立って、1本のパドルで左右を漕ぎながら、海や湖、川の表面を進んでいくスポーツです。
サーフィンの発祥地、ハワイでは子どもからお年寄りまで楽しんでいるスポーツです。
英語の最初のアルファベットを取って、SUP / サップとも呼びます。
はじめてのスタンドアップパドル
用具をレンタル
レマン湖のPlage de Vidy-Bouget (ヴィディ-ブルジェ・ビーチ)横に、足漕ぎボートやスタンドアップパドルのレンタルをしている、Pédalino (ペダリーノ)というお店があります。
今回、私は、そこで、スタンドアップパドルの用具を一式借りました。
内容は、以下の3点です。
- ボード
- パドル
- 救命ベスト
1時間25フラン (およそ2800円)
パドルは、身長にあわせて長さが調整できます。私の身長より15センチほど長くしてくれました。
救命ベストは、スイスの法律だと、湖の沖300メートルまでは、身に着ける義務はありません。
そんな沖まで行くつもりはなかったので、ボードの先にベルトで設置してもらいました。
水に落ちたときに、ボードが流されないように、ボードについているリーシュコードを片方の足首につけます。
これで準備完了です。
インストラクション
上の写真は、私がレンタルしたボードです。
真ん中に黒い四角いものが見えます。ボードを持ち運ぶときのハンドルです。
ハンドルが、ボードのバランスが取れる中心です。
ボードに乗るときは、この黒いハンドルをまたいで、両側に足を置きます。
水をかくパドルは、細いほうがグリップ、写真のピンクの部分がブレードです。
ボードの右側の水をかく場合は、左手でグリップを握り、右手は肩幅より広い部分を握って、ブレードで水をかきます。
ボードの左側の水をかく場合は、パドルを持ちかえて、右手でグリップを握り、左手は肩幅より広い部分を握って、ブレードで水をかきます。
ブレードは、自分の体より前の位置で水に入れて、体の後ろで水から出します。
砂浜から水に入ったら、正座かひざ立ちでボードに乗り、沖に向かいます。
砂浜近くは、水面下に隠れた岩があるので、水に落ちるとケガをする場合があります。
少し沖まで、ひざ立ちですすみ、十分な水深のあるところで、立ち上がってみます。
ボードの真ん中のハンドルをまたぐようにして、両足をハンドルの外側にして立ちます。
足は、肩幅ぐらいに開きます。
ポイントは、ひざです。
ひざは、ピンと伸ばしてはいけません。
軽く曲げるような感じで、波の動きやボードの揺れを、ひざで柔らかく受け止めます。
パドルで水をかくときは、上の写真のように軽くひざを曲げるようにします。
まっすぐ進むときは、ボードにそってまっすぐ、パドルで水をかきます。
曲がりたいときは、ボードから離れた位置にパドルを入れて、水をかきます。
感想
晴天で波もなく、スタンドアップパドルに初めて挑戦するには、最高のコンディションでした。
バランスが取れるのかどうか、心配でしたが、波がなかったので安定して水の上を漕いでいくことができました。
一度も水に落ちませんでした。
白鳥の横を通りましたが、全くこわがらないで、のんびり私を眺めていましたよ。
立っているのが疲れたら、ボードに腰かけて、足を水につけてのんびり岸を眺めたり。
ボードの上に横になって、波に揺られてみたり。
湖の上を渡るそよ風が気持ちよく、水音や遠くを行く遊覧船の汽笛を聞きながら、とても穏やかな気持ちになりました。
次は、もっと漕ぎ方を練習して、スピードを出したり、もっと遠くまで行ってみたいと思っています。
本当は、用具一式を買いに、スポーツショップに走りたいところですが、断捨離中の我が家には、こんな大きなボードは置けません。
今年は、レンタルで練習を続け、購入は来年以降に検討ですね。
ペダリーノと近くのおすすめスポット
ペダリーノのオフィシャルサイトはこちら↓
ボードは十分な数があるので、予約は不要です。
ペダリーノさんは、とっても親切でした。
1時間の途中で、いったん休んで、また戻ってきて残りの時間、やって良いですよ、と言ってくれました。
ペダリーノさんのおすすめの時間帯は、涼しい朝か夕方。湖に日が沈むころは、きれいだよーですって。
水から上がったら、そばのカフェ・レストランLa Vaudaire / ラ・ヴォデーで、お茶をして一息つくのも良いですよ。食事もできます。
La Vaudaire Restaurant in Lausanne-Vidy, by the lake
2階には広いテラスがあり、1階には、アイス、お菓子、飲み物の売店もあります。
このカフェの奥には、6月にオープンしたばかりの、オリンピック委員会本部の新しい建物もあります。
曲線が美しいデザインの建物です。
私が、サップを練習した、ヴィディ-ブルジェ・ビーチには、砂浜もあって、夏は大勢が泳ぎにきます。
ローザンヌ大学キャンパスも近いので、大学生もたくさん見かけます。
機会があれば、水着をもって遊びにきてはいかがでしょうか?