健康おたくのスイス生活

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パリで見つけたチーズと熟成肉ステーキのレストラン

初めて、全仏オープンテニス大会のチケットが取れたので、夫婦でパリに出かけました。その記事は、全仏オープン間近!スイスの至宝、ロジャー・フェデラーを熱烈応援中 - 健康おたくのスイス生活の中に書きましたが、せっかくなので、美食の街パリで、美味しいレストランもさがしてみました。

 

チーズと肉好きにおススメの2軒をご紹介します!

 

チーズ専門のレストラン

ギャラリーラファイエットやオペラ・ド・パリから徒歩10分ほどに位置するレストランの名前はMONBLEU/モンブルー。外観は黒と緑がベースで、シックな印象。テラス席もあります。

チーズ専門レストランの表の写真。外壁にそってテーブルとイスが並んでいる。

 私たちは、chacuterie/シャルキュトリのプレートと、チーズプレートを選びました。フランス語で、シャルキュトリというのは、肉の加工製品全般のことで、ハム、ソーセージ、サラミ、テリーヌなどを指します。

 

チーズは、私たちが3種類選ぶと、レストランのチーズソムリエが選んだ1種類がおまけでついてくれるメニューでした。フランスのチーズ3種類とイタリアのチーズが1種類になりました。

 

チーズは、ソムリエが詳しく説明してくれて、ワインも合うものを勧めてくれたので、選びやすく、とても美味しかったです。

 

私が気に入ったのは、左から2番目の灰色のヤギ乳のチーズです。灰色なのは、まわりに灰がつけてあるからです。最初、口にいれると少し酸味があり、独特の香りがあって抵抗があったのですが、2度、3度と少しずつ食べていると、後味が良く、くせになる美味しさでした。

 

ワインも含めて二人で、40ユーロ(およそ4900円)でした。

 

テーブルにチーズ4種類がのったプレートとハム類のプレートがある。

 

私たちは、レストラン2階で食べました。窓が多くて明るく、フロア中央には卓球台がありました。卓球台の上でも食事している人がいました!

 

レストランの2階。窓が多く明るいフロアにテーブルが並び中央には卓球台がある。

 

レストランの1階は、石づくりの壁が良い味を出していました。

 

レストラン1階。石づくりの柱の奥にカウンターがある。

 

1階には、たくさんのチーズの入った大きな冷蔵庫があり、一部は、下の写真のような小さめのカウンターに並べられて選べるようになっていました。持ち帰りもできます

 

たくさんの種類のチーズが並んでいる冷蔵庫

 

MOF(国家最優秀職人章)を取ったチーズ職人のPierre Gay氏が選んだチーズだけでなく、手作りハンバーガーやオリジナルレシピの料理、ローカルのビールもそろっているレストランです。パリに来るときは、絶対また来たいと思いました。

 

モンブルーのサイトはこちらです。

CHEESE SHOP AND FRENCH RESTAURANT | PARIS 9 | MONBLEU

 

熟成肉のレストラン

スイスで、フランスのTV番組をみていたら出てきたレストランです。あんまり美味しそうなステーキだったので、すぐサイトを調べて予約してしまいました!

 

レストランの名前は、Les Oreilles et la Queue/レゾレイエラキュ(耳としっぽ)。熟成肉のステーキが看板メニュー。シャンゼリゼ通りから400mのアクセス便利な場所です。

 

熟成肉のレストランの正面入り口。表にメニューとワインの樽。

 

レストランの中は、照明が暗めで、昔のナイトクラブみたいなインテリアでした。かかっている音楽が、ラップ~80年代ポップ。ちょっと変わった趣味ですね。

 

レストランの内装。黒っぽい皮のイスとテーブル。

 

私が、4週間骨付きで熟成させたモンベリヤー種のアントルコート(リブ)のステーキ350g(下の写真の下のもの)。

 

夫は、同じく骨付きで4週間熟成のホルスタイン種のアントルコートのステーキ300gを注文。

 

テーブルの上に白い皿にのったステーキが2つ。フレンチフライの入った器もある。

 

メニューに、夫の注文した肉は、濃厚、と書いてあったのですが、両方の肉を味見してみると、確かに夫の肉のほうが肉の味がしっかりしていました。私の肉のほうが、軽い味わいでした。

 

夫の肉のほうが美味しい、と二人の意見は一致しました。

 

ステーキを切ってフォークで刺して切り口を見せている。切り口はピンク色。

焼き具合は、フランス語では、a point/アポワン、ミディアムを頼みました。中がピンクでカンペキ!肉は、柔らかくてうまみがたっぷり。口の中に、濃い肉の味がひろがって飲み込むのがもったいないぐらいでした。

 

ソースは、ベアルネーズ、ペッパー、エシャロットの3種類から、夫と私はペッパーとエシャロットをそれぞれ選びました。でも、ソースをつけると肉の味が隠れてしまうのが残念だったので、ソースはほとんどつけませんでした。

 

いっしょに出てきたバゲットも最高でした。皮がかりっとして、中がしっとりしていて、これが理想のバゲット!という代物でした。

 

すぐ近くに、Julien/ジュリアン、という、賞をたくさん取っている有名なパン屋があるので、そこのバゲットではないかな、と思います。

 

パンを食べすぎたので、付け合わせのフレンチフライは、ステーキのソースをつけながら食べましたが半分ぐらい残してしまいました。そんなに美味しいフレンチフライではなかったです。

 

残念だったのは、ウエイターです。肉のこと、ワインのことを尋ねても、きちんと説明してくれませんでした。インテリアと音楽の趣味の微妙な点とあわせてマイナスポイントですね。

 

肉は本当に美味しかったので、パリに行く機会があればもう一度行ってみたいです。そのときは、もう少しましなウエイターさんに当たると良いな。

 

ステーキの後に、コーヒーとデザートを食べて、二人で140ユーロ(およそ17000円)でした。

 

サイトはこちらです。

Les Oreilles et la Queue - Accueil

 

さいごに

フランスは、伝統ある農業国なので、各地方で、美味しい食材がたくさんあります。パリのレストランが美味しいのは、そんな食材にささえられ、舌の肥えた市民に厳選されるからなんでしょうね。