タンポポと熊のにんにくのサラダでデトックス
Marché(マルシェ/青空市)でお買い物
土曜日はMarché(マルシェ/青空市)の日
スイスの、フランス語圏のヴォー州の州都、ローザンヌにやってきました。
旧市街に位置する、Place de la Riponne(プラス・ド・ラ・リポン/リポン広場)には、毎週、水曜日と土曜日に、マルシェ(青空市)が開かれます。
いつもは、近所のスーパーで、必要なものを、手早く買ってしまいますが、土曜日は、マルシェで、ゆっくり、あちらこちらのテントやら、屋台をのぞいて歩きます。
近くの町や村の、とれたての旬の野菜、手作りのチーズやヨーグルト、昔ながらの製法を守るハム、野生のキノコ、焼き立てパンや手作りのフルーツタルトなど、とにかくいろいろなお店や屋台があります。
見るだけで楽しいのです。
春の野草を発見
春の定番、タンポポを見つけました。
お店によって、品質や値段がちがうこともあるので、いくつか、タンポポを売っている店を見くらべて、買うことにしましょう。
ほら、やっぱり!
ひとつのお店では、100グラムが、4フラン50サンチーム(日本円でおよそ450円)。
別のお店では、100グラムが、3フラン(およそ300円)。
150円も違います。やりました!
と、思って、買いましたが、あとで、別のお店で100グラムが、250円のところも見つけてしまいました。
お店は、たくさんあるので、安いところをさがし続けると、ものすごく歩くことになります。時間もかかるので、欲しいものを見つけたら、さっさと買ってしまったほうが良いかもしれません。
マルシェは、土曜日のお昼すぎまでなので、ぐずぐずしていると、お店が、かたづけてしまって、お目当てのものが買えないこともあります。
私は、何を買うかすごーく迷うので、時間がかかります。
一周して戻ったら、お店が無かったり(泣)
新鮮なタンポポ
少し苦みがあってみずみずしいです。
タンポポは、
- 代謝を良くする
- 食欲を増進する
- 利尿作用がある
といった効用があるそうです。ビタミンCも多いんです。
熊のにんにく
マルシェで、もうひとつ、春のものを見つけました。
フランス語だと熊のにんにく(L'ail des ours)、英語だと、ラムソンとかワイルドガーリックという名前の野草です。
3月から5月にかけて、やわらかい葉を食べることができます。
見た目は、日本の行者にんにくと少し似ているけど、違う種類の野草です。
にんにくに似た香りがあり、かむと、少しぴりっとした辛味が、舌の上に残ります。
生でも調理してもおいしいです。
サラダはもちろん、バジリコのかわりに、ピストーソースに入れても良いですよ。
一番近いのは、ニラでしょうか。
ニラは、たまに、日本食品店やアジア系の食品店で、売っているのに、出くわすぐらいで、ほとんど手に入りません。
この熊のニンニクがある時期に、ぎょうざとかニラレバは、作っておかなくては!と思ったりします。
きざんで、お味噌汁に入れてもおいしいです。
熊のニンニクは、
- 代謝を良くする
- 胃腸の調子を整える
- デトックス効果がある
- コレステロールを下げる
- ビタミンCが豊富
とのことです。
今日は、久しぶりに晴れて、あたたかくなったので、サラダにしてみました。
刻んでカリカリにいためたベーコンと、ゆでたまごをのせて、フレンチドレッシングであえました。
冬の間は、寒さに打ち勝つために、カロリーの高い、重たいものを食べてきましたが、春になると、体をデトックスしたくなりますね。
田舎育ちの夫は、子どものころ、春先になると、家族で、近くの野原にタンポポをとりに行ったそうです。
やわらかくておいしいのは、花が咲く前の、まだ若い葉っぱ。花が咲いてしまったタンポポの葉っぱは、もうかたくて、食べられないんだそうです。
なるほど。
私が、子どものころ、つくしをとりに行ったことを、思い出しました。
大きくのびて、カサの部分がひらいてしまったつくしは、おいしくないから、小さいのをとるように、親から教えられました。
スイス人の夫にも、私にも、同じように、春の野草の思い出があったわけですね。
今夜はパンとサラダで、ライトな晩ごはんです。
ローザンヌのマルシェ(青空市)
住所:
Place de la Riponne
1005 Lausanne
営業時間:
水曜日 07:30~13:00
土曜日 07:30~13:00