北風、雨、雪のローザンヌ20キロランニング大会。走って食べて走って飲んで最後はチョコのメダルをもらう
5月4日(土)、5日(日)の週末、スイスは、寒気におおわれました。5日は、雪まで降りました。平地では、およそ60年ぶりのことです。19センチも積もった場所もあるんですよ。もう、すっかり春だったのに、気温は一気に氷点下まで下がりました。
そんな中、32回目のローザンヌ20キロランニング大会が開かれたので、その様子をお伝えします。
オリンピックシティ、ローザンヌ
オリンピック委員会の本部とオリンピック博物館のある、ローザンヌには、スポーツイベントがたくさんあります。2020年には、第3回ユースオリンピック冬季大会も予定されていることは、以前、記事にも書きました。2020年のスイスのもうひとつのオリンピック - 健康おたくのスイス生活
ローザンヌ20キロランニング大会
毎年、4月か5月の土日の2日間に渡って行われるランニング大会です。
参加ランナー総数3万人、ボランティア1000人の大きなイベントです。
大人も子どもも参加できるさまざまなコース
1日めの土曜日は、2キロと4キロの短いコースです。子どもたちは、年齢別に分かれて走ります。
2日め、午前中は、メインのコース、20キロです。世界ランキングレベルのランナーも多数参加します。午後は、10キロ、ウオーキング10キロとノルディックウォーキング10キロです。
今年の目玉!新しい企画Apéro'Run(アペロラン)
Apéro(アペロ)というのは、フランス語でApéritif(アペリティフ)を短くしたもので、食前酒、という意味です。
「アペロしよう!」といって、みんなで軽くおつまみを食べながら飲むわけです。
さて、今年の大会で、はじめて行われたアペロランのコースは、4キロ。1キロ走るごとに前菜、スープ、メイン、デザートという具合に、食事ができるコースなんです。
土曜日の17時、参加者たちは、スタートの合図で走りはじめました。スタンダードなランニングスタイルのランナーのほか、エプロン姿や金髪の三つ編みのかつらをかぶった女装の男性ランナーや、車いすのランナーもいました。
スタートしてまもなく、雨が降り始めました。ランナーたちは、北風と雨の中、凍えながら、食べて飲んで走って、無事ゴール。チョコレートのメダルがデザートの代わりだったので、みんな大喜びでした。
あ、ご機嫌だったのは、ほろ酔いだったからかな。
私も参加しました!
私は、ボランティアとして、このアペロランのお手伝いをしました。ランナーたちは、みんなびしょぬれで走っていましたが、とっても楽しそうで、来年もまた来るよ!と帰っていきました。
私は、2日めの10キロのウォーキングに参加しました。今回で3回めの参加です。1回めは、2キロ走りました。きつかったです!(笑) 2回めからは、ウォーキングです。走るのは、ちょっと無理かな。
雨が降ったり、雪になったり、風が冷たくて、コンディションは、悪かったけど、沿道の応援のひとに励まされて、無事完歩しましたよ。
全員に参加賞もあります
Tシャツ、飲み物、ニンジン、リンゴ、筋肉痛用のクリームのサンプルのほか、立派なメダルももらえます。
次はローザンヌマラソン
10月27日(日)は、ローザンヌで、フルマラソン大会が開かれます。
レマン湖畔を走り、ユネスコの世界遺産に登録されている、斜面の段々になったブドウ畑が有名なラヴォー地区も通るコースで、秋の美しさは格別です。日本からツアーで参加される方たちも多いようですよ。
フルマラソン、ハーフマラソン、10キロウォーキング、10キロノルディックウォーキングの4つのコースがあります。
申込み締切りは、10月15日です。私は、ウォーキングに参加する予定です!
↓ ローザンヌマラソンの公式サイトで日本語のパンフレットをDLできます。