英語を使えるようになりたい！でも何から始めたら良いかわからない人にやってほしい２つのこと
英語を使えるようになりたい。英語をしゃべりたい。そう思っている人は多いと思います。でも、語彙、文法、発音、会話、とやることを考えていくと気が重くなりますね。最初からいっぺんに何もかもやる必要はありません。
まずは、シンプルに英語の単語と発音の２つを、スマホの無料アプリで始めてみませんか？
ネイティブの赤ちゃんだって単語から学ぶのです
当たり前のことですが、英語がネイティブの赤ちゃんでも、最初から、ひとつの完全な文を話せるわけではありません。少しずつ、身の回りの物の名前を覚えていって、しゃべり始めるわけです。
単語がわからなければ、英語で話しかけられても何も聴き取れないし、文を読むこともできません。逆に、単語が聴き取れれば、片言の英語でもコミュニケーションは可能です。
会話に必要な語彙力
英語の日常会話で必要な語彙は、だいたい2000語と言われています。2000語と聞くと、そんなに無理！と思うかもしれません。実は、中学英語で、すでに1200語程度は学習しています。
A、It、I、 my、 me、どれも知っている単語ですよね。
知っている単語の数(語彙力)が多ければ、言いたいことも言え、相手の話の内容もわかります。
単語学習用アプリを利用する
単語学習用の無料のアプリを利用して、スキマ時間に、楽に語彙を強化しましょう。
いろいろな種類のアプリがありますが、私が最近使っているのは、AnkiDroidというスマホアプリです。英語だけではなく、日本語、フランス語、アラビア語など各国語の学習や、歴史の年号を覚えたりすることにも使える、暗記用フラッシュカードのアプリです。
名前のAnkiというのは、日本語の暗記、から取られたものです。開発者は日本人じゃないんですけどね。
基本の使い方
上のスクリーンショットの右下の＋マークをクリックします。
デッキを新規作成を選ぶと、自分でフラッシュカードを作成できます。
ここでは、共有デッキをダウンロードしてみます。
Popular categories/ポピュラーカテゴリーから選んだり、検索することもできます。
ここでは、Englishをクリックして、1000 Basic English WordsをDLします。
DLが終わったダウンロードファイルを、ダブルクリックすると、上の画面がでるので、追加、にします。
追加できたら、1000 Basic English Wordsをタップすると、すぐ問題が始まります。
問題が難しいと感じたら、赤色のもう一度をタップ、普通なら緑、簡単だと思ったら青をタップします。
単語と文章の発音もきけるので、目と耳で学ぶことができます。
1日に学習する単語数は、20に設定されています。数は増やすことができますが、1日の数を無理して増やすより、毎日確実にやることが大切です。
毎日やれば、20語ｘ30＝600語、1か月で600語マスターできれば、4か月で、日常会話に必要な2000語を身につけられます。
Ankiは短期記憶と長期記憶を利用した科学的なアプリ
短期記憶というのは、何十秒程度から数時間しか続かない記憶のことです。例えば、友達から新しい電話番号を教えてもらって、「321の4567ね。」と復唱しながら、スマホに入力したら、もう忘れてしまいますね。それが短期記憶です。
短期記憶は、一定の時間がたったあと復習を繰り返せば、長期記憶にすることができます。学校での試験勉強で一夜漬けしたものは、長期記憶になっていないので、忘れてしまいます。
単語は、ずっと覚えておきたいものなので、Ankiでは、1分後、10分後、4日後に復習するように設定されています。記憶のメカニズムを利用したアプリです。
↓ AnkiDroidの公式な基本の使い方ビデオはコチラです。
音声は英語ですが、日本語の字幕付きです。
An introduction to AnkiDroid v2.5 - YouTube
Ankiは、スマホ用アプリのほか、PC版の無料のプログラムもあります。
アプリを使って発音の練習をしましょう
日本人が、一番苦手と感じるのは、英語をしゃべることです。英単語がわかっていても、きちんと正しい発音ができているか、わからなくて不安ですよね。
2つの発音練習用アプリをご紹介します。
発音トレーナー
初心者や、基礎をしっかりやり直したい方向けです。母音や子音の発音の仕方をひとつひとつ確認できます。発音記号も同時に覚えられます。
ELSA speak
このアプリは、文章を読んで練習するので、難易度が少し高くなります。自分の発音をチェックして点数をつけてくれます。正しい発音を確認して、何度もマネをして練習できます。また、自分の発音を録音してくれるので、聞き直すことができます。
まとめ
まずは、
- 語彙を増やす
- 発音練習をする
この２つを始めてみましょう。アプリを使えば、わざわざ、机について本や参考書を広げる必要もありません。時間もかかりません。通勤通学の時間や、休憩時間にできる量です。
英語は、世界の人口のおよそ25％、4人にひとりが話しているそうです。英語が話せれば、世界中の人とコミュニケーションができるようになりますね。
私が暮らしているスイスは、公用語が、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つです。住んでいる地域で言語が違うので大変です。いろんな地域の出身者が集まると、結局、英語を使うことが多くなります。
便利な英語学習アプリはたくさんあります。いろいろ試してみて、自分にピッタリなものを見つけて楽しく英語をマスターしましょう！
