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母の日はあるのに父の日はない?スイスのイクメンはつらいよ

ゴールデンウイークが終わったら、母の日ですね。最近、お母さんと話していますか?私の母は、何年も前に亡くなりました。時々、今の自分の年齢の母は、何をどう感じて生活していたのかな、と考えます。

 

お母さんも、お父さんも、できる間に、大切にしないといけないですね。

 

 

 

母の日

今年、2019年の母の日は、日本もスイスも、5月12日(日曜日)です。

 

日本だと、カーネーションのイメージですね。小さかったころ、母に、手作りの『肩たたき券』を作って、プレゼントしたのを覚えています。でも、母が、あの券を使った記憶がありません。どこかに、大切にしまっておいてくれたのかしら。

 

赤いカーネーションが2本。


スイスでも、レストランで食事をしたり、ステキな花束やプレゼントをして、お母さんに感謝する日です。娘が、小学生のときは、学校で、絵をかいたり、フェルトで小さな飾りを作って、うちに持って帰って、プレゼントしてくれました。

 

子どもが成長するのは、あっと言う間ですね。その時の、目の前の、小さな娘と過ごす時間を、もっと大切にできたら良かったかな。

 

一方、父の日

 

後ろ姿の父親が赤ちゃんを抱いている。赤ちゃんはこちらを向いて笑っている。


 

日本の父の日は、6月16日(日曜日)ですね。

 

スイスの父の日は、6月2日(日曜日)です。でも、ほとんど、だれもお祝いをしないんですよ!母の日は、スーパーやブティックでも、プロモーションやセールをやるのに、父の日は、何もないんです!

 

実は、スイスでは、父の日がありませんでした。2006年に、ある団体が、『父の日を祝って、父親という存在をもっとみとめていきましょう。』と、ほかの国に習って、父の日を祝うことをはじめたのです。

 

それから、10年以上たちますが、どうも父の日は、ぱっとしませんね。ただ、小学校では、すこしずつ、子どもたちに、父の日のプレゼントを作らせたりするところが、増えているので、その子たちが、大人になるころには、父の日も、母の日と同じくらい、華やかにお祝いしてもらえるようになる、かもしれません。

 

育児休暇

日本は、世界でもトップクラスの、手厚い、育児休業制度をもっている国です。政府は、積極的に、男性の育児休業ができるように、制度を充実させています。実際に、育児休業制度を利用している男性は、まだまだ少ないようですね。仕事を、長期にお休みするのは、難しいですね。

 

スイスでは、女性は、出産後に、14週間の有給の育児休暇があります。一方、父親になったばかりの男性には、1日の有給が、与えられるだけなんです(お祝いかな?)。たった1日!

 

スイスは、ヨーロッパでは唯一、男性の育児休暇がない国なんです!

 

スペインでは、この4月に、男性には、8週間の育児休暇が決まったと聞きました。スイスもがんばってほしいところです。

  

Le congé de paternité maintenant!(いますぐ男性の育児休暇を!)

実は、スイスでは、『いますぐ男性の育児休暇を!』という団体が、20日間の男性の育児休暇を求める運動をしています。

 

国会で討論され、国民投票が行われ、もし、20日間の男性の育児休暇が決まったとしても、法律が施行されるのは、数年先です。今、運動をしているお父さんたちが、自分たちの赤ちゃんを育てるには、間に合わないでしょう。

 

しかし、少しずつ、良い動きも出てきています。ニューシャテル州では、まもなく、州の男性公務員が、4週間の育児休暇をとれるようになります。また、一部の企業でも、会社独自に育児休暇の制度をつくろうとしています。

 

夫の自慢は娘を育てたこと

私が、娘を出産したとき、夫は、その年の有給休暇を全部使って、1か月、娘の世話をしました。そのあとも、仕事をやりくりして、保育園の送迎や学校行事に参加し、休日も娘とすごすことを優先しました。

 

この20年の娘との時間は、夫にとっては、宝だと思います。娘にしても、自分の思い出のいろんな場面に、父親が、必ずいたことは、しあわせなことです。

 

夫の大好きなエピソードトークは、おむつ替えの最中に、娘にうんちをひっかけられた話です。娘は、いやがりますが(笑)


子どもは、すぐ大きくなってしまうから、どこのお父さんも、お母さんも、少しでもゆっくり、子どもと過ごす時間をもつことができると良いですね。

 

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