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【やせたい】毎日の習慣③甘い物がやめられない、砂糖依存症から脱け出す

甘い物好きですか?スナック菓子はどうですか?

 

ちょっと一息、お茶の時間に、甘い物食べたくなりますよね。少し、なら大丈夫です。でも、私のように依存していたり、知らないうちに、いろんな食品に隠された砂糖を取っていたら、せっかくのダイエットや筋トレも、ムダになってしまいます。

 

砂糖とのたたかいの話です。

 

 

砂糖依存症

スプーンの上に角砂糖がたくさんのっている

ストレスを甘い物で解消する

私は、甘い物をやめることが出来ません。どうやら砂糖依存症。昔からストレスに弱くて、気をまぎらすものに頼ってしまって、次つぎに、いろんなものの中毒になっていました。

 

20代のころは、たばこです。30歳できっぱりやめることが出来たのは、奇跡です。

それから長い間、スナック菓子とコンビニのスイーツ。スイスに来てからは、チョコレートやビスケットを毎日食べていました。

 

食べるのは、少しの量ではありません。袋を開けたら、そのまま全部きれいに食べきってしまいます。

 

カラダに悪いことがわかっていて、太るのがわかっていて、罪悪感でいっぱいになりながら、食べる。食べ始めたら、止められない。むさぼる。完全に依存症です。

 

砂糖をとると幸せを感じる

糖分をとると、脳内でドーパミンやセロトニンというホルモンがでます。ドーパミンやセロトニンは、幸福感をもたらすので、脳は、『砂糖=幸せ』と思うわけです。

 

そして、私のように、ストレスを感じたときや疲れたときに、甘い物を食べることが習慣になると、中毒になってしまうわけです。

 

砂糖のカラダへの影響はどうなのでしょうか?

砂糖のとり過ぎると、カラダには、様々な問題がおきます。

 

太る

体内に入った砂糖が分解され、ブドウ糖になり、血液中に入ると、血糖値が上がります。すると、インスリンが分泌され、ブドウ糖をエネルギーに変えます。エネルギーは脳や筋肉で使われます。全部使ってしまえば良いのですが、あまったブドウ糖は、インスリンが、脂肪にしてカラダに貯蔵してしまいます。

太った女性が体重計の上にしゃがみこんで、驚いた表情でこちらを見ている。

糖尿病になりやすくなる

血糖値が高い状態が、長く続くと、インスリンの働きが悪くなり、血液中のブドウ糖が処理されず、ますます血糖値が高くなり、糖尿病になります。

 

加齢が進行する

カラダの中の余分な糖分がたんぱく質と結びつくと、老化物質がつくられます。これを『糖化』と言います。カラダがコゲる、と言うこともあります。

 

老化物質は、血管につまって動脈硬化をおこしたり、骨粗しょう症の原因にもなります。肌のしわやシミも増やしてしまいます。

 

どうやって砂糖依存症から脱け出したら良いでしょうか?

 

いったん砂糖断ちしてみる

30歳のときに、たばこをやめた経験から言うと、きっぱり絶たないとダメでしょう。

少し食べると、もう少しぐらい良いだろう、と思ってしまいます。意志が弱いのではなく、脳が中毒なので、コントロールできないのです。

 

お菓子は買い置きしない

私のような依存症は、砂糖の誘惑に勝てないので、お菓子は買いません。小腹が空いたら、ゆでたブロッコリーやプチトマト、フルーツ、ナッツを食べます。

 

ブロッコリーは、ビタミンやβカロチンが豊富で、抗酸化作用や美肌にも効果があります。血糖値をコントロールするクロムという栄養素も入っていて、とってもヘルシーな野菜です。

 

プチトマトやフルーツは、甘くておいしいので、砂糖が欲しい気持ちを癒してくれます。糖質はあるけれど、自然なものだし、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富でカラダに良いのです。

 

ナッツは糖質が低い上、食物繊維やビタミンを多い健康食品です。脂質が多いので食べすぎは良くありませんが、肉類と同じタイプの脂肪ではなく、不飽和脂肪酸という青魚に多く含まれるものなので、メタボの予防にもなります。

 

ナッツの大袋は、食べる量のコントロールが難しいので、小分けタイプのものがおススメです。おつまみ用のナッツは、油でローストしたものに塩がついているので、塩分をとり過ぎるし、油でカロリーが高くなります。、選ぶときは、無塩、無添加、油不使用のものにしましょう。 

甘い物を食べないのに砂糖依存症になることもある?!

 

砂糖依存症はつくられる

フランス国立科学研究センターによると、スーパーマーケットで売られている食品の75%には、砂糖が加えられているそうです。ハムやソーセージなどの肉の加工食品にまで、砂糖が入っています。

 

コーンフレークで有名なケロッグ兄弟は、シリアル製品を作ってささやかに販売していましたが、ある時、砂糖を加えてみたところ、爆発的に売れるようになり、工場で大量生産を始めたそうです。

 

砂糖がカラダに入ると、脳内で幸せホルモンが作られるので、人間は、「おいしい!」と感じてしまうのです。

 

スイスの国立テレビの消費者番組『ABE』で、一般のひと数人に、砂糖を加えて作ったハムと、砂糖の入っていないハムの食べ比べてもらいました。砂糖を加えて作ったハムのほうを、「おいしい!」と判定したひとのほうが多い、という結果になりました。

 

砂糖が入った食品のほうが売れるので、食品会社は、砂糖を加えた食品をつくり、知らないうちに砂糖が入った食品を食べた消費者が依存症になっていくということしょうか。

 

カロリーゼロや糖質ゼロも要注意

スーパーに行くと、カロリーゼロや糖質ゼロの飲み物や食品が、たくさん並んでいます。ヘルシーなイメージですが、気をつけなくてはいけないのは、人工甘味料です。

 

人工甘味料は、カロリーゼロで、砂糖の何千倍以上という甘さです。糖分が入っていないので、人工甘味料の入った飲み物や食品をとっても、血糖値が上がらないはずです。しかし、実際には、血糖値が上がり、とり過ぎると糖尿病になる危険があるという追跡調査があります。

 

また砂糖と同じで依存性があるそうです。

 

まとめ

砂糖のこわさを自覚して、砂糖依存から抜け出そうと思います。

 

せっかく、白米をやめて糖質制限をしていても、お菓子を食べたり、加工食品から知らないうちに砂糖をとっていたら、なんにもなりません。

 

毎日食べるものから、太るもの、カラダに悪いものを減らしていく努力をしていきます。