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【歯列矯正】娘は乳歯から矯正をはじめました

「はてなブログ歯みがき週間」の記事を読んで、娘の歯列矯正を思い出しました。

  

今どきの子どもは、顔が小さくて、アゴが細いから、歯が入る場所がたりなくて、歯並びが悪くなると聞いたことがありますが、ホントでしょうか?

 

私は顔が大きいので、そのリクツだと、たっぷり歯が入る場所があるはずなのに、永久歯に生えかわったときに、前歯2本が入る場所がなくて、重なってしまい、下の前歯もガタガタになってしまいました。

 

私より顔が小さい妹が、自然にきれいな歯並びなんですよ。歯並びって単純に、なんじゃないでしょうか?

 

社会人になって、私は、一度、かかりつけの歯科医の先生に、『矯正したいんですけど、どうでしょう?』と相談したことがあります。

 

『時間もお金もかかるし、器具をつけたり大変だからやめたほうが良いですよ。』

 

わかりました。やめときます。

 

 

 

幼稚園のころの娘の歯並びがカンペキだったこと

 

乳歯が生えそろったときの娘の歯並びは、カンペキでした。うれしかったなあ。幼稚園のクラスの、だれよりもきれいにそろってる、って。親ばかです。すみません。

 

でも、クラスのママさんに、『〇〇ちゃんは、今はきれいな歯並びだけど、永久歯が生えたら、場所が足らなくて、歯並びが悪くなるかもしれないから、今のうちに歯科で相談したほうが良いよ。』って言われたんです。

 

そのママさんは、上のお子さんがいらっしゃったので、子育ての経験が豊富で、いろいろ相談してたんですよ。

 

ホントに、このママさんのアドバイスには、感謝です。

 

さいたまの子ども歯科で言われたこと

 

おとなと子どもは、やっぱり違うだろう、と思い、ネットなどでいろいろ探して、子ども専門の歯科をみつけて、娘をつれていきました。その歯科では、矯正はやっていなかったので、虫歯の検診をしてもらって、歯並びについて質問してみました。

 

やはり、先輩ママさんの言うとおりでした。

 

『今、これだけきっちり乳歯がならんでいて、すき間がないということは、永久歯が生えたら場所が足らなくて、歯並びが悪くなるから、歯を抜かないといけないね。』と歯科医の先生は、おっしゃったのです。

 

歯を抜く~!?私も親知らずは、抜きましたよ!上下4本。どれひとつとっても、まともにまっすぐ生えてこなかったんで、ドリルで、くだいたり、ペンチみたいなのではさんで、歯科の先生が大汗かいて、無理くり抜きましたよ。でも、健康な歯を抜く~!?

 

ちょっと待ってください。8020運動とか、日本歯科医師会さんで、やっていらっしゃいますよね。80歳で20本の歯を残して、おいしく食事しましょうとか、なんとか。

 

それを、健康な生えたばかりの永久歯を抜く~!?

 

歯列矯正について調べる

 

調べました。いろいろと、歯列矯正について。

 

  • 何歳ぐらいではじめるのか
  • どんな矯正方法があるのか
  • いくらぐらいかかるのか

 

そこで、わかったのは、永久歯が生えそろってからの矯正だと、健康な永久歯を抜く場合が多いということでした。

 

東京の子ども専門の矯正歯科受診

 

永久歯を抜くことに納得がいかなかった私は、いろいろ調べて、東京の子ども専門矯正歯科に娘を連れて受診しました。

 

娘は、7歳、小学校1年の夏でした。

 

そこは、乳歯の段階から、少しずつ歯を動かして永久歯が生えそろった段階で、きれいな歯並びにするという手法の歯科でした。娘の歯の写真をみると、アーチが狭いので、ここを広げていく必要があるようでした。

 

 

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こーんな感じです

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上3枚が治療開始時➡下3枚は1年後です

 

 

矯正器具をつけていることで、娘がからかわれたり、いじめられたりすることが心配でしたが、そのようなことは全くありませんでした。心配症なんです。

 

歯列矯正には保険がきかない

 

料金は、およそ80万円。治療開始時に半額を支払い、残りは、治療開始後に3か月ごとに分割払いでした。

 

歯と歯の間を広げて、きれいなアーチ型の歯並びにするわけですから、矯正器具をつけて終わりではありません。定期的に矯正器具を調整するので、その際の受診料が、1回3000円から9000円別途かかりました。保険がきかないですから、高くなりますねー。

 

  

スイスで矯正を続ける

 

娘が、小学3年生のときに、夫の転勤で2年の予定で、スイスに来ました。

 

事情があって、スイスに永住するようなハメになったので、娘の歯列矯正はスイスの矯正歯科で続けることになりました。

 

料金は、7500フラン(およそ85万円)でした。日本で歯列矯正をはじめていて、歯並びに問題はなく、成長期にゆがまないようにする程度の矯正だったので、もう少しお安くなりませんか、って交渉しましたよ、もちろん!ムダでしたけど・・・

 

スイスの子どもたちは、歯列矯正をすることが多いので、矯正器具をつけていることは、全く普通のことでしたが、金属のワイヤーではなく、透明なタイプのワイヤーにしてもらえたので、見た目にも目立たなくて良かったです。

 

娘の矯正は、16歳で一段落しました。18歳でもう一度検査をしました。あとは、歯の内側のワイヤーがはずれたり、親知らずがはえたりしたら、また受診が必要になります。

 

乳歯のときに矯正をはじめて、一番よかったのは、アゴの骨格がかたまっていなかったので、歯を動かすことに苦痛がなかったことです。矯正器具が痛くて、夜ねむれないということは、全くありませんでした

 

日本で支払った80万円は、途中で治療をやめても返金はされませんでしたので、娘の歯列矯正には、日本+スイスの矯正歯科分で、2倍のお金がかかりました(涙)。

 

健康な永久歯は、抜かないですんだし、歯並びは美しくなったし、めでたしめでたし!(あのお金があったら、アレを買ってコレも買えたな・・・)

 

ときどき、親はつらいです。

 

娘よ、しっかり歯みがきして、歯を大切にするのだよ。