スイスの建国記念日8月1日の過ごし方いろいろ
スイスの建国記念日は、8月1日です。
各市町村でお祝いの行事と花火が打ち上げられます。
建国記念日をどんな風に過ごすのか、いくつかオプションをご紹介します。
市町村の建国記念日の行事に参加する
それぞれの市町村でパレードや花火の打ち上げがあります。
私たち家族の住むヴォー州の州都ローザンヌの行事は、どうでしょうか。
ローザンヌの建国記念日ピクニック
ローザンヌ市では、湖畔の美しいモンベノン公園で、毎年ピクニックイベントが行われています。
公園には、無料で使える大きな炭火のバーベキューのコンロが設置されます。
食材は、自宅から持ってきても良いし、公園の屋台でもバーベキュー用の肉や野菜を買うことができます。
お皿やコップ、長いす、パラソルのレンタルもあります。
ヴォー州各地の名産品の屋台も出ます。
時間:11:00~23:00
場所:L'Esplande de Montbenon
※雨天の場合中止です。
子ども向けのアクティビティのプログラムもあります。
詳しくは下記のサイトをご確認ください。
National Day Picnic - Lausanne à Table - événements gourmands
ローザンヌのパレードと花火
湖畔のウシー地区で、オリンピック委員会会長のバッハ氏を迎えて、公式パレードは、19:45から始まります。
花火は、22:15開始です。
夏は日没が遅いので、花火の開始も遅くなります。
場所:
Place du Port - place de la Navigation
1006 Lausanne
バス 2番 : Ouchy / ウシーバス停下車
メトロ2番線: Ouchy-Olympique / 終点ウシー-オリンピック下車
首都ベルン
大ブランチ
連邦議会議事堂前のブンデス広場に、大ブランチ用の大きなテントがはられます。
予約はできないので、当日に現地で料金を支払って入場します。
大人42フラン (およそ4600円) 12歳まで21フラン (およそ2300円) 6歳まで無料の食べ放題のブランチです。
スイス各地のチーズ、ハム、焼き立てパン、スイスの健康食ミューズリーなど、大人から子どもまで楽しめるブランチです。
おすすめは、しっかり肉の味がするハムやベルン生まれのパン、トレスです。
トレスは、まわりのクラストはカリッと香ばしく、中はしっとり!
スイスの牛乳で作ったバターと地元のはちみつやジャムをつけて食べてみてくださいね。
ミューズリーとトレスについては、下記の二つの記事に詳しく紹介しています。
気になったら読んでみてくださいね。
朝ごはんは、スイス生まれのヘルシーなミューズリー - 健康おたくのスイス生活
トレスは、スイスの特別な日の朝ごはん - 健康おたくのスイス生活
テントの中にはステージが設置され、長いスイスホルンやヨーデルの演奏などスイスを満喫できます。
時間:9:00~12:00
場所:Bundesplatz / ブンデス広場
連邦議会議事堂見学
建国記念日は、8:30から15:30の間、連邦議会議事堂内が無料で公開されます。
中に入ると、スイスのチョコレートや飲み物を無料でもらうことができます。
また、議会の議員の座る席にすわってガイドの説明を聞くこともできます (独、仏、伊、英語)。
昔の衣装を着ている人とすれ違ったら、それは、スイスの歴史上の人物に扮した俳優さんです。ハイジもいるかもしれませんね。
今年は、議会議長と公開討論会が朝10時から開かれ、直接質問することもできるそうです。
世界遺産の旧市街
せっかくなのでベルンの旧市街を散策を楽しみましょう。
12世紀の時計塔などの観光名所があります。
22:15からの花火まで、一日様々な行事が予定されています。
詳しくは、ベルン市の公式サイト↓
建国の地リュトリの丘の記念行事
リュトリの丘は、スイスが生まれた場所です。
1291年8月1日、ウーリ、シュビーツ、ウンターヴァルデンの3州の代表が、リュトリの丘に集まりました。
彼らは、当時のハプスブルク家の圧政からの独立を目指して盟約を結びました。
この3州がスイスの原型です。
リュトリの丘で行われる建国記念日の公式行事には、抽選で1600人が参加することができます。
今年、ついに私と夫は抽選に当たりました!本当に楽しみです。
行事の様子は、後日、記事にします。
最後に
建国記念日の1か月前から、スーパーでは旗や飾り、花火の販売を始めます。
待ちきれない子どもたちは、前夜から公園で花火を打ち上げるので、町のあちこちで花火のパンパン鳴る音がします。
みんなが楽しみにしているお祭りです。