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ヴォー州の名産品のお店で地元食材を買う

こんにちは!ふみです。

 

私たち家族の住む、ヴォー州は、26あるスイスの州の中で、人口で3番めに大きい州です。 西ヨーロッパで、最も大きいレマン湖の北にある州です。

 

州都のローザンヌには、国際オリンピック委員会の本部や、オリンピック博物館があるので、日本のかたにもおなじみかもしれませんね。

 

スイスは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの公用語がありますが、ヴォー州は、フランス語圏の州です。

 

今日は、ヴォー州の名産品を扱う、Terre Vaudoise(テールヴォードワズ)、日本語で『ヴォー州の大地』という名前のお店に行ってきました。

 

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ヴォー州の大地 お店の色はエコカラーの緑

 

茶色のぶちの乳牛の写真が、いかにも農産物を扱ってますよ、という感じですね。

 

Bon jour ! (ボンジュール!)

 

お店に入ったら、こんにちは!とひと声かけるのが、スイス流です。

 

スイスのひとは、よくあいさつをします。

 

ご近所のかたは、もちろんですが、散歩の途中すれちがう人や、バスの運転手さんにもひと声かけます。

 

 

 

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手作りのパンやタルトなどがならんでいる

 

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スイスでチーズは外せない

 

 

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ジャムなどの加工品のほか、奥ではとりたて野菜も買える

 

お店には、ヴォー州の地元の野菜や果物を使ったジャムやジュースなど加工品や、手作りのパン、菓子のほか、オーガニック製品も売っています。

 

チーズも、ヴォー州のいろいろな場所のものが集められています。

 

スイスには、チーズが800種類ぐらいある、と言われています。

 

地域ごとに、違う種類のものがあるので、どれにするか迷います。

 

普通のスーパーにはない商品ばかりなので、毎回、予定していた以上のものを買って予算をオーバーしてしまいます。うーん、困りますね。

 

日本でも、地産地消といって、『地元で生産される野菜や食品を食べよう』、ということをよく耳にします。

 

日本のスーパーで、生産者の農家のかたの名前や写真のパネルが、野菜の横にあったり、モスバーガーで、小さな黒板に『今日のレタスはどこの農家のだれだれさんが育てました』、と書いてあったりしますよね。 

 

道の駅に行くと、地元の名物を買うお客さんが、たくさんいらっしゃいます。

 

スイスでも、『遠くの国からの輸入品ではなくて、地元のものを買いましょう』、という考えが、最近とても強くなってきています。

 

地元の生産者さんだと、どんな風に野菜や家畜を育てているか、わかりやすいし、生産者さんの顔が見える安心感がありますよね。

 

遠くの国から食材を輸入すると、ムダな輸送費用がかかり、輸送でつかう飛行機や船やトラックなどが出す二酸化炭素が、大量になることも、問題になっています。

 

スウェーデンの高校生のグレタさんがはじめた、金曜日デモで、地球温暖化の問題が大きくとりあげられましたね。

 

スイスでも、グレタさんに刺激されて、高校生や大学生が、地球温暖化問題で活動をはじめています。

 

3月15日金曜日には、スイス各地でデモがおこなわれました。

 

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ヴォー州の州都ローザンヌ駅前に地球温暖化デモに集まるひとたち

 

ヴォー州の州都のローザンヌでは、学生さんを中心に、1万人を超えるデモ参加者がいました。

 

このとき、たくさんの高校生もデモに参加していたのですが、高校側の対応は、地域によっていろいろでした。

 

  • デモ参加のために学校を休むことを許可する
  • 当日に試験など予定されていなければ学校を休むことを許可する
  • デモ参加のために学校を休んだら罰される。

 

私にとっては、学校を休んで、デモに参加する高校生がこんなに多いことと、それを許可する高校があることが、本当におどろきでした。

 

一番心配されていたのは、デモ参加者が、あばれて物をこわしたり、けが人が出ることでしたが、そのようなことはなく、平和なデモでした。

 

単純な私には、『ヴォー州の大地』は、地元のおいしい特産品が買える大好きなお店、というだけだったのですが、地元の生産物を大切にすることと、地球温暖化という大きな問題が、つながっていることに、今回のデモで気づかされました。

 

そんなわけで、今日のお買い物は、手作りの雑穀パンとオーガニックのそば粉、そして

 Sureau(シュロー/ニワトコ)の花のシロップでした。

 

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ニワトコの花のシロップ

 

 

スイスでは、フルーツなどでつくったシロップがたくさん売っています。

 

水でお好みにうすめて飲みます。

子どもたちが大好きな飲み物なんです。

 

レストランのメニューにもあります。

 

私たちが買ったシュローのシロップは、花の香りがよくて、とっても美味しいんです。

 

このお店のシロップは、保存料も入っていなくて、自然な材料だけで作られているので安心です。

 

町の中心からは、少しはなれたところにあるTerre Vaudoise(テールヴォードワズ)ですが、また、地元のおいしくて、安心な食材を買いにこようと思います。

 

Terre Vaudoise(テールヴォードワズ)

住所:

Rue de Genève 100
1004 Lausanne

Tel :021 614 25 65

 

営業時間:

月曜~木曜 08:30ー13:00  16:00ー19:00

金曜 08:30ー19:00

土曜 08:30ー16:00

日曜 休み